インプラント新技術

インプラントは日進月歩の技術進歩を遂げていますが、ここで画像診断の最新情報についてお伝えします。

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インプラントの画像診断

近年、口内法X線撮影、パノラマX線撮影や、顎顔面領域のX線撮影においてはデジタル化した撮影が進んでおり、より少ない線量で適切な画像診断が可能になってきている。
インプラントの画像診断学的分野での最新情報に値する話題としては、インプラントの術前画像診断における顎骨横断画像の応用が挙げられる。
断層撮影、CT(コンピュータ断層撮影)や歯科用コーンビームCTによって、その画像が獲得できる。
それらのうち、どの検査法を用いるかの選択は、患者被曝、必要な撮影範囲、画像の鮮鋭度、骨ミネラル量の測定等を考えあわせて行なわれる。
また、それらの撮影法が選択される時に診断用サージカルステントが用いられる事により、情報量はより多くなる。

断層撮影法

インプラント画像診断での顎骨横断画像の獲得のためのガイドラインが、アメリカ口腔顎顔面放射線学会やヨーロッパオッセオインテグレーション学会から示され、断層撮影法が推奨されている。
近年では、パノラマ装置に断層機能を付加した装置が開発され、開業歯科においても導入が可能である。
適切な断層面の設定が重要であり、多数のインプラントの埋入が計画されている場合には、個々の計画部位に断層面を合わせる必要があるために、検査時間を要する。
しかしながら、少数歯欠損の検査の場合には被曝線量は少ない。
この画像の寸法精度は高く、また細かい骨梁構造を観察できることが、報告されている。
断層厚さは他の撮影と比較してやや厚い。

CT(コンピュータ断層撮影法)

CTは近年マルチスライスヘリカル方式の採用により、短時間で薄層の断層像が得られるようになった。
特徴として、診断に適した種々な2次元画像や3次元画像を再構築することが可能であり、また骨ミネラル量も測定でき、インプラント画像診断への情報量は多い。
このCTから得られる顎骨横断画像は、用いるソフトウェアによっては計測誤差が大きくなる事が指摘されている。
また、このCTデータを医療画像界で標準的なデータフォーマットであるDICOM形式で保存することにより、種々なインプラント計画ソフトウェアや医用画像表示ソフトウェアに利用することもできる。
この検査法は、他の断層撮影法と比較して、被曝線量が多いため、適切な撮影条件の設定が必要である。